蕎麦屋ならではのかくれた名品、「蕎麦屋の逸品」に注目です!
蕎麦前(蕎麦を食べる前に楽しむお酒)を提供するお店では、酒肴・おつまみメニューがいろいろ用意されています。

今回は「板わさ」をとりあげます。
「板わさ」をご存じない方にご説明。
「板かまぼこ」に「わさび」が添えられたもの、略して「板わさ」。
酒肴があるお品書きでは、高確率で登場する定番の一品です。
包丁で切って出すだけ、の簡単料理と思うでしょうか?
でも実はなるほど、と思うことが多い料理の一つです。
たとえば、添えられているワサビは、蕎麦屋に欠かせない薬味。
そこにお店との一体感を感じます。
蕎麦前は、あとで蕎麦をおいしくいただく、という心構えでのぞみましょう。
はじめはゆっくり、ギアはスローに。
おいしいお酒とおいしい酒肴、しあわせを長く味わう秘訣ですね。
お酒のあては、ときにシンプルなほうが喜ばれると言われます。
塩だけでいいとか、「肴はあぶった イカでいい」とか(笑)
はじめからがっつりいくのはどうも野暮っぽくもあり。
しめやかにスタートしたい気分の時に「板わさ」はぴったりです。
白いかまぼこの切り口には、店主の美学がうかがえます。
白は清廉・潔白の象徴。
卓にやってくる、日本酒の盃のたたずまいとまたよく似合う。
これぞ、わびさびの極致です。
百聞は一見に如かず、ということで、ぼくがいただいた「板わさ」をご紹介します!
※記載の価格は、訪問当時のものです。
浜松町『煌味家』(こうみや)
「板わさ」715円
祐天寺『蕎や 月心』(つきごころ)
「板わさ」小サイズ 450円
尾山台『蕎麦前 ながえ、』
「板わさ」650円

包丁の入れ方が工夫されてます。
出された時に「おっ、こう来たか」と思いますね。
淡路町『神田まつや 本店』
「わさびかまぼこ」825円
浜町『手打蕎麦 浜町かねこ』
「板わさ」780円

板わさを頼んだら、まさかの昆布巻き。美味しかったです!
渋谷『玉笑』
「板わさ」990円

吉祥寺『中清 吉祥寺』(なかせい)
「鈴廣のいたわさ」650円


お品書きに「鈴廣の」をつけるお店をときどき見かけます。
上等な蒲鉾は、それだけで格がちがう、対峙するこっちの姿勢もスッとのびる感じ。
浅草『並木藪蕎麦』
「板わさ」850円

浅草『尾張屋 本店』
「板わさ」900円

荻窪『本むら庵 荻窪本店』
「板わさ」800円

広尾『蕎麦 たじま』
「板わさ」750円

麻布十番『総本家更科堀井 本店』
「板わさ」620円

虎ノ門『虎ノ門 大阪屋 砂場』
「板わさ」690円

六本木(目白に移転)『蕎麦 おさめ』
「板わさ“酒粕仕込みのわさび漬け添え”」1,100円


焼き蒲鉾、焼き印付き、色つきなど、板かまぼこにもいろいろありますよね。
池袋『十割手打ちそば 美蕎』
「板わさ」690円

巣鴨『地蔵そば 大橋屋』
「板わさ」450円


この板わさの包丁の入れ方、感動のあまり、動画でも撮影しました。
気になる人はお店の実食訪問記事をのぞいてみてください。
駒込『総本家 小松庵 駒込本店』
「板わさ」1,100円

上野『蓮玉庵』(れんぎょくあん)
「板わさ」800円

浦和『庵 浮雨』(un peu あんぷう)
「ホタテのムース 洋風板わさ」600円

わさびのきいたムース、変化球ながらも基本がおさえられていて、見事の一言でした。
日本橋『室町砂場 日本橋本店』
「かまぼこ」715円

神田『かんだやぶそば』
「かまぼこ」908円


板わさ特集、いかがでしたか?
これまで板わさを注文した(=お酒を注文した)蕎麦屋さん、20店ほどでしたが、これからも少しずつ、増えていくと思います(笑)
記事作成:2026年10月































